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フィッシングURLが急増 - 4割近くが「Cloudflare Workers」のドメイン

同協議会の調査用メールアドレスに着信したフィッシングメールのうち、送信元として正規のドメインを偽装する「なりすましメール」は約50.2%。前月の約41.4%から割合が上昇した。

このうち送信ドメイン認証技術「DMARC」で受信の拒否や隔離が可能だったのは約38.4%。約11.8%については、「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」そのものが設定されていなかった。

また「DMARC」では認証が失敗となるが、「SPF」や「DKIM」の単体では認証をパスする「なりすましメール」も多く確認されているという。

一方独自ドメインで送信されたフィッシングメールは約49.8%。そのうち約19.7%については「DMARC」へ対応しており、認証に成功していた。

(Security NEXT - 2024/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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