ランサムウェア「Play」に警戒を - 米豪当局が注意喚起
米豪当局は、北南米やヨーロッパなどで被害が拡大しているランサムウェア「Play」の攻撃手法など詳細を明らかにし、注意を呼びかけた。
2022年6月以降、活動が確認されている同ランサムウェアについて、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)、米連邦捜査局(FBI)、豪サイバーセキュリティセンター(ACSC)が共同でアドバイザリをリリースし、注意を呼びかけたもの。
攻撃グループは、ランサムウェアを用いてデータを盗み出し、さらに利用できないよう暗号化することで身代金を要求するいわゆる「二重脅迫」のモデルを採用していることで知られており、企業や重要インフラなどでも被害が発生した。
ファイルの拡張子を「.play」に変更する特徴があり、のこされる身代金のメモには要求金額など詳細は示されておらず、メールで連絡を取るよう促される。
FBIでは、10月の時点で同ランサムウェアによる約300の被害を認識。オーストラリアにおいても2023年4月より被害が確認されており、直近では2023年11月にも被害が発生している。
WithSecureの調査では2023年第1四半期から第3四半期までに191件のリークが確認されており、主要ランサムウェアグループのなかでも6番目にリーク件数が多かった。
(Security NEXT - 2023/12/21 )
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