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MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース

カーリースサービスを展開する三菱オートリースは、モバイルデバイスの管理サーバが不正アクセスを受け、従業員情報が外部へ流出したことを明らかにした。

同社によれば、2025年5月31日に第三者が同社のモバイルデバイス管理サーバの脆弱性を悪用し、不正アクセスしたことを検知したもの。

脆弱性を解消し、外部協力のもと調査を行った結果、一部従業員や業務委託先関係者に関する個人情報が外部に流出したことが判明した。

対象となるのは1166件で、従業員の氏名、業務用のメールアドレス、同社端末に用いるログインパスワードのハッシュ値などが含まれる。

流出した情報の不正利用は確認されていない。また退職者や離任者に関するアカウントやメールアドレスについては、退職や離任した時点で無効化が実施されているという。

問題の判明を受けて、同社では対象となる従業員と個別に連絡を取るとともに関係機関へ報告した。顧客や取引先に関する情報の流出については否定している。

(Security NEXT - 2025/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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