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フィッシング報告が大幅減 - 攻撃者も「DMARC」を意識

送信ドメイン認証による対策を意識し、独自ドメインを使用するケースも急増しているという。

同協議会が調査のため用意したメールアドレスに着信したフィッシングメールのうち、送信元として正規のドメインを偽装する「なりすましメール」は約41.4%。約65.5%だった前月から24.1ポイント減と目立って減少した。

このうち約16.6%は、送信ドメイン認証技術「DMARC」で受信の拒否や隔離が可能。一方24.9%は「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」そのものが設定されていなかった。

独自ドメインのもと送信されていたフィッシングメールは約58.5%。そのうち約25.4%については「DMARC」が設定されており、認証に成功していた。

(Security NEXT - 2023/12/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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