Fortinet、20件のセキュリティアドバイザリを公開 - 「クリティカル」も
Fortinetは、現地時間11月14日にセキュリティアドバイザリ20件を公開し、複数製品に関する脆弱性を明らかにした。「FortiSIEM」「FortiWLM」では特に影響が大きい脆弱性が明らかとなっている。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてセキュリティアドバイザリ20件を公開したもの。サードパーティに起因するものも含め、あわせて21件の脆弱性について明らかにした。
同社における5段階の重要度において、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は「CVE-2023-36553」「CVE-2023-34991」の2件。
「CVE-2023-36553」は、「FortiSIEM」に明らかとなったOSコマンドインジェクションの脆弱性。細工したAPIリクエストにより認証なしにコマンドを実行されるおそれがある。前月明らかとなった「CVE-2023-34992」の亜種として内部で発見されたという。
一方「CVE-2023-34991」は、外部のセキュリティ研究者より報告を受けた「FortiWLM」に関する「SQLインジェクション」の脆弱性。細工されたhttpリクエストにより、認証を必要とすることなくSQLコマンドを実行することが可能となる。
いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、ベーススコアは「9.8」と評価されている。
(Security NEXT - 2023/11/16 )
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