Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング報告が3割増 - 15万件超えで過去最高に

20231113_ap_002.jpg
フィッシングで悪用されたブランドの推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

悪用されたブランドは、前月から2件減となる78件。

業種を見ると「クレジットや信販会社」が19件、「金融関連」が12件、「通信事業者やメールサービス関連」が9件、「オンラインサービス関連」が7件、「EC関連」「配送会社」「決済サービス関連」がそれぞれ4件だった。

具体的なブランドを見ると、「Amazon」と「ETC利用照会サービス」をかたるフィッシングがともに5万件を超えており、あわせると全体の約69.0%にのぼる。さらに1万件を超える報告があった「マイナポイント事務局」「三井住友カード」をあわせた上位4ブランドで全体の約88.0%、1000件超の報告があった上位10ブランドで、全体の約95.1%を占めた。

マイナポイント事務局をかたるフィッシングの報告が前月に引き続き報告されており、申請締め切りを実際の9月末から、10月末と書き直して送信している。関係省庁のメールアドレスをなりすまして送信されており、信用して情報を入力してしまったケースもあった。

同協議会が調査のため用意したメールアドレスに着信したフィッシングメールのうち、約65.5%は、送信元として正規のドメインを偽装した「なりすましメール」だった。

このうち約20.0%は、送信ドメイン認証技術「DMARC」で受信の拒否や隔離が可能だが、のこる44.3%は「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」が設定されていなかった。

(Security NEXT - 2023/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Linuxカーネルに権限昇格の脆弱性「Copy Fail」 - PoC公開済み
米当局、悪用リストに脆弱性3件を追加 - 最短で5月3日対応期限
小中20校で児童生徒の個人情報を同意なしにPTAへ提供 - 静岡市
サイバーセキュリティ総務大臣奨励賞、個人2名と2団体が受賞
複数Chatworkアカウントが侵害、不正な請求書送信も - 鉄道設備機器メーカー
電子カルテで知人情報を不正取得、漏洩した病院職員を処分 - 青森県
手術室のタブレット端末が所在不明 - 荻窪病院
「Firefox」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
業務用チャットアカウントに不正アクセス - 東京計器
デンソー海外2拠点にサイバー攻撃 - 情報流出の可能性、生産に影響なし