Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

研究者が脆弱性「TunnelCrack」を発表 - 多くのVPNクライアントに影響

具体的に「TunnelCrack」を見ると、「LocalNet攻撃」と「ServerIP攻撃」が可能となる脆弱性で構成されている。

「LocalNet攻撃」は、拠点間を「VPN」で接続すると同時にローカルネットワークへのアクセスが行える環境を狙った攻撃手法。

多くの「VPN」では、ローカルネットワークとの通信を暗号化しないため、被害者が「Wi-Fi」や有線などで信頼性の低いローカルネットワークに接続した際、悪意あるIPアドレスとサブネットを割り当て、VPN接続先がローカルネットワークのサブネット上にあるようだますことで、トラフィックの傍受が可能になるという。

20230810_tc_002.jpg
「LocalNet攻撃」が可能となる「VPNクライアント」の状況(グラフ:研究発表から)

研究チームでは、5種類のプラットフォームで66以上の「VPNクライアント」を調査。iOSではテストしたすべての「VPNアプリ」が脆弱だった。「macOS」でも安全なアプリは1件のみで、それ以外のクライアントは脆弱性が見つかった。

「Windows」についても多くの「VPNクライアント」が脆弱であり、「Linux」では3分の1以上から脆弱性を発見。「Android」については、他のプラットフォームより比較的少なく、4分の1が「LocalNet攻撃」に対して脆弱だったとしている。

(Security NEXT - 2023/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ふるさと納税寄付者情報を返礼品提供事業者に誤送信 - 京都市
ミュージカル製作発表の観客申込フォームで設定ミス - 個人情報が流出
患者に差出人装うハガキ、情報流出を調査 - 糸島医師会病院
受講マッチングサービスの利用者でクレカ不正利用被害 - 関連を調査
WooCommerce向け2FAプラグインに脆弱性 - 認証回避のおそれ
キヤノン製スモールオフィス向け複合機に複数の深刻な脆弱性
「OpenStack」の認証ミドルウェアに脆弱性 - 権限昇格やなりすましのおそれ
防犯協会職員がサポート詐欺被害 - PCが遠隔操作、金銭詐取も
サイト公開ファイルに助成金申請者約2000人分の個人情報 - 出雲市
事業所向けの案内メールで誤送信 - 高知市雇用創出促進協議会