2Qの脆弱性届け出、ソフトとウェブともに減少
脆弱性の届け出があったソフトウェア製品の詳細を見ると、ソフトウェアの内容を見ると「ウェブアプリケーションソフト(21件)」が最多。次いで「ルータ(18件)」が多く、これらで約半数を占める。
脆弱性の原因としては「ウェブアプリケーションの脆弱性」が36件でもっとも多く、「コードインジェクション」や「認証不備」などに起因する「その他実装上の不備」が28件だった。脆弱性がもたらす影響としては「任意のスクリプトの実行(14件)」がもっとも多く、「情報の漏洩(10件)」が続いている。
同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は57件。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と変わらず251件となっている。
一方、ウェブサイト関連の脆弱性に関しては、「クロスサイトスクリプティング」が49件でもっとも多く、「SQLインジェクション」が9件だった。影響としては「本物サイト上への偽情報の表示」が49件で、「データの改ざん、消去」が9件で続いている。
同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は65件。95%にあたる62件は、通知から90日以内に修正が完了したという。
(Security NEXT - 2023/07/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
【特別企画】専門家13人が「生成AI時代」のセキュリティを多角的に解説
学童保育で利用料決定通知書1クラス分が所在不明に - 和歌山市
個人情報残存する「就職先情報リスト」を学生に共有 - 摂南大
法人の不正送金被害が約8.6倍 - 金額ベースで個人を上回る
テゲ宮崎の通販サイト、管理ページが認証なしで閲覧可能に
サイバー攻撃でシステム障害が発生 - ヤマダコーポレーション
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
先週注目された記事(2025年6月22日〜2025年6月28日)
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処