Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2Qの脆弱性届け出、ソフトとウェブともに減少

2023年第2四半期に情報処理推進機構(IPA)へ届け出があった脆弱性は171件で、ソフトウェア製品とウェブサイトのいずれも前四半期から減少した。

同機構では、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」のもと、脆弱性について届け出を受け付けており、2023年第2四半期の状況を取りまとめたもの。

同四半期は171件の脆弱性に関する届け出があり、前四半期の183件から12件減少した。1就業日あたりの届け出件数は3.94件。

ソフトウェア製品に関する脆弱性は84件で、前四半期の93件から9件減。一方ウェブサイト関連は87件で、前四半期の90件から微減している。

受け付けを開始した2004年以降の累計件数は全体で1万8198件。内訳を見るとソフトウェア製品が5532件、ウェブサイト関連が1万2666件となっており、ウェブサイトに関する届け出が全体の約7割を占めている。

20230727_ip_001.jpg
脆弱性届出件数の推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2023/07/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意