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「むらサポ」メルマガ配信システムに不正アクセス - 静岡県

静岡県は、同県が運営するウェブサイト「しずおか農山村サポーター(むらサポ)」のメールマガジン配信システムが外部よりサイバー攻撃を受け、個人会員の登録情報が流出したことを明らかにした。

同県によれば、外部から脆弱性を突く不正アクセスがあり、個人会員の登録情報1181件が流出したことが判明したもの。システムの内部より一覧のデータを出力した痕跡が見つかった。

メールアドレス、ニックネーム、年齢、住所の一部、職業が含まれる。法人会員についても110件の情報が登録されていたが、別に管理されており影響はなかった。

6月29日にメールマガジンを配信しようとした際、システムへログインできず、「ID」と「パスワード」が同月27日に変更されていたことが判明。攻撃者はシステムの脆弱性を突いて「ID」や「パスワード」を変更し、侵入したものと見られる。

同県では同月30日に「むらサポ」のウェブサイトと配信システムを一時停止。警察へ被害を報告するとともに対象となる会員にメールで報告と謝罪を行った。

(Security NEXT - 2023/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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