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富士通Japanのコンビニ証明書交付サービスで不具合相次ぐ

一方徳島市では、3月27日に異なる住民の戸籍証明書が交付される問題が発生。問題の証明書はコンビニに返却され、同市職員が回収していた。コンビニエンスストアにおける証明書交付サービスと市庁舎内に設置された証明書発行端末を連携させるための設定に誤りがあった。

さらに川崎市では、証明書交付サービスと戸籍システムを連携させるプログラムの不具合により、別人の戸籍全部事項証明書が印刷されたとの報告が5月2日に住民から寄せられた。

2カ所ののコンビニからほぼ同じタイミングで証明書の交付申請を行った場合に、後続処理が先行処理を上書きしていた。原因となった連携プログラムは、同市以外で使用されていないといいう。

また政令市版の「Fujitsu MICJET 住民記録システム」においても不具合が見つかっている。

新潟市において、廃止済みの印鑑登録の証明書が誤交付される問題が5月12日に発覚。調査を行なった結果、2023年以降に同様の問題が2件発生していたことがわかった。

区をまたがって登録廃止を行い、元の区へ再転入した場合に生じる。他自治体においても同様の不具合が発生する可能性があり、富士通Japanでは対象となる自治体へ個別に連絡を取っている。

(Security NEXT - 2023/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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