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米政府、マルウェア「Snake」の分析結果を公開 - 露関与と指摘

同マルウェアを用いたオペレーションは、ロシアの都市であるリャザンにあるFSBが入居する建物より行われており、勤務時間帯であるモスクワ時間7時から20時にかけて活動が見られたとしている。

「Snake」は、感染端末間のピアツーピア(P2P)通信でネットワークを構築。スパイ活動におけるトラフィックを中継するノードとして機能していた。

くわえて機密性を確保するため、ホストベースおよびネットワークベースのいずれについても検出を回避する技術を備えるなど、高度なステルス性を備えていると指摘。データを暗号化し、さらに分割する通信プロトコルを用いており、検知や分析などを阻害していた。

さらにコンポーネントを容易に組み込むことができるアーキテクチャを採用。Windows、macOS、Linuxにおける相互運用に対応している。フレームワークなどが登場する以前の2003年にC言語ベースで開発されているが、複雑な構造である一方、驚くほどバグが少ないという。

高度なマルウェアである一方、解析に至った背景には、使用する鍵セットの強度が不十分であったり、オペレーターがバイナリの削除を怠るなど攻撃者の人為的なミスがあったとし、関数名や文字列、開発者のコメントなどを取得したことも明らかにしている。

(Security NEXT - 2023/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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