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Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正

Dellのストレージ製品における統合管理機能を提供する「Dell Storage Manager(DSM)」に複数の脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

現地時間2025年10月24日にセキュリティアドバイザリを公表し、3件の脆弱性について明らかにしたもの。アドバイザリの重要度を4段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

特定のユーザーIDとセッションキーを利用することで認証をバイパスし、同製品のAPIにアクセスが可能となる脆弱性「CVE-2025-43995」が判明した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されている。

重要な機能において認証が欠如しており、情報漏洩や不正にシステムを操作されるおそれがある「CVE-2025-43994」や、XML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2025-46425」が判明している。CVSS基本値はそれぞれ「8.6」「6.5」とした。

同社では「同2020 R1.22」にてこれら脆弱性を解消。同バージョン以降へアップデートするよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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