Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD

紳士服チェーン「はるやま」を運営するはるやまホールディングスは、サイバー攻撃を受けた問題で調査結果を取りまとめた。流出の痕跡や二次被害は確認されていないが、個人情報が流出した可能性があるとして関係者に通知した。

同社では、グループのサーバが攻撃を受けたことを2025年6月26日に検知。調査したところ、複数のサーバに保存されていた業務データや業務用ソフトウェアが暗号化され、アクセスできない状況となっていることが判明した。

同社では事態を公表するとともに、外部協力のもと調査を進め、侵入経路や影響を受けたサーバや対象となるデータの範囲について特定を進めていた。

サーバの通信ログを調査した結果、外部へ流出した痕跡は発見されなかった。また2025年10月24日の時点で、外部における情報の公開や二次被害なども確認されていない。

一方で情報が外部へ流出した可能性もあるとしており、同社グループの顧客、取引先、従業員などの氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどあわせて1万8053件が対象としている。

(Security NEXT - 2025/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
アスクル、ウェブ経由の注文を再開
ランサム被害で個人情報が流出した可能性 - オオサキメディカル
ランサム感染でサーバ障害、調査や復旧実施 - YAC子会社
NASがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 順大
「バンダイCH」で個人情報流出の可能性 - ランサム被害は否定
「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
ネットワークにサイバー攻撃、情報流出の可能性も - 広島工業大
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性