Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

F5、「BIG-IP」や「NGINX」関連の複数脆弱性に対処

F5は、現地時間5月3日にセキュリティアドバイザリを公開し、複数の脆弱性に対処したことを明らかにした。

同社では四半期ごとにセキュリティアドバイザリを公開しており、ネットワーク機器の「BIG-IP」や、ウェブサーバ「NGINX」の管理ツールなど、あわせて10件の脆弱性を公開し、影響や修正版についてアナウンスした。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」において評価が「9.0」以上となり、同社における4段階の重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

CVSS値が「8.9」から「7.0」のレンジにあり、重要度を2番目に高い「高(High)」とした脆弱性は6件。CVSS値が「6.9」から「4.0」にあり、重要度「中(Medium)」とした脆弱性は4件だった。

10件のうち8件は「BIG-IP」や特定のモジュール、クライアントなどに判明したもので、特定のトラフィックによりサービス拒否が生じるおそれがある「CVE-2023-29163」をはじめ、4件については重要度を「高」、のこる4件については「中」とした。

(Security NEXT - 2023/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

【特別企画】最先端企業が直面した「AIセキュリティの盲点」とは? - 生成AIテーマにカンファレンス
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み