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セキュリティ分野の総務大臣奨励賞を発表 - 早大教授の森達哉氏ら受賞

総務省は、セキュリティ分野の功績を称える「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」の受賞者を発表した。

同賞は、サイバーセキュリティの分野ですぐれた功績を挙げ、今後も活躍が期待される個人や団体を表彰する取り組み。自薦や他薦で候補者を募集。2023年は有識者による選考委員により、受賞者として2名と1団体を選出した。

個人では早稲田大学教授の森達哉氏が受賞。セキュリティ分野の研究に取り組み、国際学会で積極的に論文を発表している。直近では、NDSSシンポジウム2023においてブラウザの権限設定における問題について発表している。また学生が高度なサイバーセキュリティの知識や技術を身につける実戦的教育活動といった取り組みも評価された。

また初心者や若年層、高齢者におけるセキュリティ被害の低減などに取り組むラックの七條麻衣子氏が受賞。セキュリティ事案の調査分析を行い、講演や研修などを通じてサイバー犯罪に関する啓発活動を積極的に展開。警察の研修なども行っている。

団体では、セキュリティ技術を競うCTFコンテストを展開してきたSECCONのCTF運営チームおよびインフラ&NOCチームが受賞した。国内外から多数チームが参加するなど、実績が評価された。

(Security NEXT - 2023/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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