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「SECCON CTF」が3年ぶりにリアル開催 - 1点差の接戦も

2月11日、12日と浅草橋ヒューリックホール&カンファレンスで国内最大級のCTFイベント「SECCON CTF 2022」の決勝戦が開催された。カンファレンスイベントなども併催され、3年ぶりとなる現地開催は盛り上がりを見せた。

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CTF会場の様子。落ち着いた雰囲気で選手が競技に集中している

SECCONは、セキュリティの知識や技術を競うコンテスト。2012年にスタートし、今回で11回目。2021年からは総額100万円の賞金も出ている。新型コロナウイルス感染症の影響で前々回、前回とオンライン開催となったが、3年ぶりに現地開催が戻ってきた。

11月に開催された予選では、1843人がエントリーし、726チームが得点を獲得。決勝大会は予選上位10チームによる「国際決勝」と、国内に限定した上位12チームによる「国内決勝」にわかれて争った。「国際決勝」には国内から東京大学の学生チーム「TSG」も参戦している。

国際、国内ともに問題は同じで、クイズ形式の「Jeopardy」と、自チームのフラグを守り、他チームのフラグを獲得することで得点を稼ぐ「King of Hill」で構成されている。

世界よりCTFプレイヤーが結集した国際大会では、激しい得点の奪い合いになった。特に2日目は、前日に宿題として持ち帰り、夜通し問題を解いたチームによる得点ラッシュで競技の幕が上がり、その後も白熱した戦いが続いた。

(Security NEXT - 2023/02/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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