Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

正規の「リモート管理ソフト」が攻撃者のバックドアに - 米政府が警戒呼びかけ

遠隔より端末の管理やモニタリングを行うために提供されている正規のソフトウェアが、攻撃者によって悪用されるケースがあるとして、米政府は注意を喚起した。

リモート管理ソフトウェアを悪用した広範なサイバー攻撃キャンペーンが展開されているとして、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)や米国家安全保障局(NSA)、米MS-ISAC(Multi-State ISAC)が共同で注意を呼びかけたもの。

攻撃者はメールを通じて被害者をだまし、本来端末の管理など正当な理由のもと一般的に提供されているプログラムをダウンロードさせ、被害者の端末を操作するバックドアとして悪用していた。

少なくとも2022年6月以降に連邦行政機関職員に対する攻撃が展開されていることを確認しており、メールではヘルプデスクに見せかけ、「Norton」「McAfee」「Microsoft」「Amazon」「PayPal」「GeekSupport」「Geek Squad」などのブランドを偽装。正規ソフトである「ConnectWise Control(旧ScreenConnect)」「AnyDesk」を悪用していた。

今回確認された攻撃は、金融機関の口座より金銭を窃取する目的だったが、バックドアが第三者に転売され、国家が支援する標的型攻撃をはじめ、あらゆる攻撃につながるおそれもあると指摘。実際にサイバー攻撃グループが攻撃の一環で正規のリモート管理ソフトウェアを使用するケースも確認されており、警鐘を鳴らしている。

(Security NEXT - 2023/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Linuxカーネルに権限昇格の脆弱性「Copy Fail」 - PoC公開済み
米当局、悪用リストに脆弱性3件を追加 - 最短で5月3日対応期限
小中20校で児童生徒の個人情報を同意なしにPTAへ提供 - 静岡市
サイバーセキュリティ総務大臣奨励賞、個人2名と2団体が受賞
複数Chatworkアカウントが侵害、不正な請求書送信も - 鉄道設備機器メーカー
電子カルテで知人情報を不正取得、漏洩した病院職員を処分 - 青森県
手術室のタブレット端末が所在不明 - 荻窪病院
「Firefox」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
業務用チャットアカウントに不正アクセス - 東京計器
デンソー海外2拠点にサイバー攻撃 - 情報流出の可能性、生産に影響なし