Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

EC事業者の6割弱がサイバー攻撃の被害経験 - 半数で情報漏洩

eコマース事業者の6割弱がサイバー攻撃による被害を経験していることがわかった。また3割強が不正注文による被害を受けているという。

かっこが、12月にEC事業者において不正注文対策に携わる担当者を対象にインターネットによるアンケート調査を実施し、結果を取りまとめたもの。有効回答数は530件。

59.1%は、サイバー攻撃により何らかの被害を受けた経験があると回答。被害を受けたとする回答者の54.7%において「クレジットカード情報の漏洩」が発生。「個人情報漏洩」については48.2%、「サイトダウン」は35.2%が経験している。20.1%はECサイトの改ざん被害に遭っていた。

また回答者の36.4%は、直近1年間に不正注文による被害に遭ったと答えた。回数としては「2から3回」が35.2%でもっとも多く、「4から7回」が20.7%。31回以上とした回答者も6.2%あった。被害額は「50から100万円未満」が22.8%、「10から25万円未満」と「100から300万円未満」がいずれも16.1%となっている。500万円以上との回答も8.3%あった。

今までに経験したことがある被害としては、売上を取り消す「チャージバック」が71.0%で最多。「後払いの未払い」が44.6%で続く。「悪質転売(35.2%)」「いたずら注文(34.7%)」「代引き受取拒否(26.9%)」なども3割前後の企業が経験しており、クレジットカードの番号を生成する「クレジットマスター」による被害は8.3%だった。

(Security NEXT - 2023/01/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
子会社元従業員、ネットバンク経由で3.5億円を横領 - ホッカンHD
クラウド保存した進路アンケートが生徒からも閲覧可能に - 都立中等学校
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正