SAP、月例アドバイザリを公開 - 複数の「クリティカル」脆弱性
SAPは現地時間8月12日、セキュリティアドバイザリ19件を公開した。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性への対応も含まれる。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、新規アドバイザリ15件を公開したもの。既存アドバイザリ4件についてもアップデートを行った。
新規に公開された14件のアドバイザリを見ると、2件については重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
具体的には、「SAP S/4HANA」におけるコードインジェクション脆弱性「CVE-2025-42957」や、「SAP Landscape Transformation(Analysis Platform)」のコードインジェクション脆弱性「CVE-2025-42950」へ対応した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはいずれも「9.9」と評価されている。
(Security NEXT - 2025/08/14 )
ツイート
PR
関連記事
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応
「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に