「Chrome」にゼロデイ脆弱性 - 前回ゼロデイ対応から1週間強で
Googleは、「Chrome 108」にゼロデイ脆弱性が明らかになったとして現地時間12月2日にセキュリティアップデートをリリースした。
Windows向けに「Chrome 108.0.5359.95」「同108.0.5359.94」、macOSおよびLinux向けに「同108.0.5359.94」をリリースし、脆弱性1件を修正したもの。
JavaScriptエンジン「V8」において型の取り違えが生じる脆弱性「CVE-2022-4262」に対処した。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。Googleの脅威分析グループが11月29日に報告したもので、すでに悪用コードが出回っていることを把握しているという。
「Chrome」に関しては、現地時間11月24日にもセキュリティアップデートをリリースし、ゼロデイ脆弱性「CVE-2022-4135」へ対処したばかり。
同月29日には、ゼロデイ脆弱性は含まれていないものの、メジャーアップデートとして「Chrome 108」をリリースして複数の脆弱性を解消するなど、ここ1週間強で3度のアップデートを立て続けに実施している。
マイクロソフトにおいても、「CVE-2022-4262」のエクスプロイトについて認識しており、Chromiumの開発チームからのレポートを踏まえ、「Microsoft Edge」のアップデートに向けて準備を進めている。
(Security NEXT - 2022/12/05 )
ツイート
PR
関連記事
企業サイトが負荷上昇で断続的に停止、原因など調査 - コスミック
事故関係の通話内容含む一部記録媒体が所在不明 - 東京海上ダイレクト
遠隔アクセス用サーバ経由で侵入、個人情報流出の可能性も - サカタのタネ
顧客管理システムの開発委託先で侵害 - 日産ディーラーの個人情報が流出
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
市公開ファイル内に個人情報、コピペ操作で参照可能 - 日置市
受験者情報が長期間ネット公開、通常と異なる作業フローで - TAC
