Google、ブラウザ最新版「Chrome 108」をリリース - 複数脆弱性を修正
Googleは、同社ブラウザの最新版「Chrome 108」をリリースした。セキュリティに関して28件の修正が行われている。
Windows向けに「Chrome 108.0.5359.72」「同108.0.5359.71」、macOSおよびLinux向けに「同108.0.5359.71」をリリースしたもの。今回のアップデートでは、機能強化にくわえてセキュリティに関する28件の修正を実施した。
CVEベースで22件の脆弱性へ対処したことを明らかにしている。重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は8件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性6件をはじめ、型の取り違え、域外メモリへの書き込みなどを修正した。
のこる14件については、さらに重要度が1段階低い「中(Medium)」とレーティングされている。同社は数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-4174
CVE-2022-4175
CVE-2022-4176
CVE-2022-4177
CVE-2022-4178
CVE-2022-4179
CVE-2022-4180
CVE-2022-4181
CVE-2022-4182
CVE-2022-4183
CVE-2022-4184
CVE-2022-4185
CVE-2022-4186
CVE-2022-4187
CVE-2022-4188
CVE-2022-4189
CVE-2022-4190
CVE-2022-4191
CVE-2022-4192
CVE-2022-4193
CVE-2022-4194
CVE-2022-4195
(Security NEXT - 2022/11/30 )
ツイート
PR
関連記事
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
