Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットバンク不正送金被害が8月下旬より急増 - わずか2カ月で上半期上回る勢い

警察庁では被害の背景に「ID」や「パスワード」「ワンタイムパスワード」などを詐取するフィッシング攻撃があると見ており、金融機関を装うフィッシングメールも多数確認しているという。

一方金融庁では、おもな手口として、SMSを用いたフィッシング、いわゆるスミッシングを挙げた。

同庁では、メッセージに記載されたURLにはアクセスせず、事前にブックマークした金融機関のサイトへアクセスするよう注意を喚起。SMSへ注意を払うだけでなく、二要素認証やセキュリティ対策ソフト、フィルタリングの活用など基本的なセキュリティ対策をあらためて呼びかけた。

あわせてこまめに残高や入出金明細を確認し、身に覚えのない取引を確認した場合は金融機関へ問い合わせるよう求めている。

(Security NEXT - 2022/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

公共用地境界確定に関連する公文書が所在不明 - 和歌山県
メアド不備で5カ月にわたり個人情報を誤送信 - スポーツクラブNAS
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
サイバー攻撃でシステム障害、復旧目処立たず - 新日本検定協会
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性