一部店舗で無人チェックインシステムがランサム被害 - H.I.SホテルHD
H.I.S.ホテルホールディングスは、同社が運営する石川県内のホテルがサイバー攻撃を受け、マルウェアの感染によりデータが消去されたことを明らかにした。ランサムウェアによる被害と見られている。
同社によれば、「変なホテル金沢香林坊」で利用している無人チェックインシステムの管理端末において、7月14日深夜にデータを消去される被害が発生したもの。
システムの提供会社に確認したところ、端末にサイバー攻撃を受けた痕跡があり、マルウェアに感染したとする報告を翌15日に受けたという。
端末内部には、2019年12月24日以降に顧客が同店へチェックインした際に入力した最大3万4425人分の宿泊名簿が保存されていた。氏名、住所、電話番号、年齢、国籍、メールアドレス、職業、会社名、パスポート番号、同室者の氏名、署名データ、パスポートスキャンデータなど含まれる。
同社では問題の端末をネットワークから遮断。感染経路や情報流出の可能性について外部専門家をまじえて調査を行ったところ、攻撃を受けた痕跡やシステムプロテクトの無効化などが行われていたことがわかった。
(Security NEXT - 2022/08/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社にサイバー攻撃、詳細を調査 - FCLコンポーネント
市内4校で端末紛失、一部で保存データが不明 - 葛飾区
入学手続き案内メールを誤送信、合格者のメアド流出 - 山口大
研究者向けサイトに不正アクセス、非公開ページに書込 - 日本リウマチ学会
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
アスクル、ウェブ経由の注文を再開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「セキュキャンコネクト」開催 - 分野を超えた専門性を備えた人材を育成

