MS、月例パッチで修正した脆弱性の件数を上方修正
マイクロソフトは、8月の月例セキュリティ更新プログラムに関して、対象となった脆弱性の件数を上方修正した。
同社は各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる8月9日に8月の月例セキュリティ更新をリリースし、121件の脆弱性に対応したとしていたが、現地時間8月15日に対象件数を上方修正した。
具体的には、「Windows Defender Credential Guard」において「SYSTEM権限」を取得されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2022-34711」や、セキュリティ機能をバイパスされるおそれがある脆弱性「CVE-2022-35822」についても月例パッチで修正済みであることを明らかにした。
重要度は、いずれも4段階中2番目にあたる「重要(Important)」。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはそれぞれ「7.8」「7.1」と評価している。脆弱性の悪用や公開はともに確認されていない。情報の提供が抜け落ちていたもので、パッチが適用済みであれば追加の対応などは必要ないとしている。
(Security NEXT - 2022/08/16 )
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