Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

夏季休暇に向けてセキュリティの再確認を - 盆休み直前の月例パッチにも注意

具体的には、ソフトウェアのアップデートなど脆弱性への対応、使用しない機器やサービスの無効化、情報持ち出し時におけるルールの徹底、アクセス権限の再確認、パスワード管理の徹底、バックアップの実施など、日ごろより重要な対策をあらためて確認するよう求めている。

事前対策だけでなく、インシデントの発生を想定し、いち早く対応できるよう監視体制の確認や強化、対応手順やサプライチェーンも含めた連絡体制の再確認などを呼びかけている。

また休暇明けには、アップデートの実施やログの確認、外部に持ち出した端末や記録メディアによって組織内にマルウェアが持ち込まれないよう接続前にチェックすることが重要。

休暇中に届いたメールの処理など、休暇明けは業務が集中し、対応が甘くなりがちだが、受信したメールに悪意あるメールが潜んでいる可能性もある。なりすましメールで感染を拡大する「Emotet」の被害も引き続き発生しており、添付ファイルやURLを安易に開かないようにするなど慎重な対応が求められる。

盆休み直前の8月10日には、マイクロソフトをはじめ各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」が控えており、注意したい。

(Security NEXT - 2022/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
データ管理システムで設定ミス、顧客情報が閲覧可能に - ピラティス専門店
システムやECサイトで攻撃検知、関連性は未確認 - タカラスタンダード
相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市
鹿児島県共生・協働センターのFacebookアカで不正投稿 - 不正な広告も
ランサム被害を確認、納品用ファイルは無事 - オムニバス・ジャパン