夏季休暇に向けてセキュリティの再確認を - 盆休み直前の月例パッチにも注意
具体的には、ソフトウェアのアップデートなど脆弱性への対応、使用しない機器やサービスの無効化、情報持ち出し時におけるルールの徹底、アクセス権限の再確認、パスワード管理の徹底、バックアップの実施など、日ごろより重要な対策をあらためて確認するよう求めている。
事前対策だけでなく、インシデントの発生を想定し、いち早く対応できるよう監視体制の確認や強化、対応手順やサプライチェーンも含めた連絡体制の再確認などを呼びかけている。
また休暇明けには、アップデートの実施やログの確認、外部に持ち出した端末や記録メディアによって組織内にマルウェアが持ち込まれないよう接続前にチェックすることが重要。
休暇中に届いたメールの処理など、休暇明けは業務が集中し、対応が甘くなりがちだが、受信したメールに悪意あるメールが潜んでいる可能性もある。なりすましメールで感染を拡大する「Emotet」の被害も引き続き発生しており、添付ファイルやURLを安易に開かないようにするなど慎重な対応が求められる。
盆休み直前の8月10日には、マイクロソフトをはじめ各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」が控えており、注意したい。
(Security NEXT - 2022/08/09 )
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