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「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を

コンテンツ解析ライブラリ「Apache Tika」のPDF解析モジュールに脆弱性が明らかとなった。依存関係にあるプログラムを利用している場合も注意が必要となる。

PDFの解析モジュール「tika-parser-pdf-module」にXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2025-54988」が明らかとなったもの。同モジュールを含む関連パッケージなども影響を受ける。

細工された「XFA(XML Forms Architecture)形式」のPDFファイルを読み込むと、サーバ内部のファイルが読み取られたり、内部ネットワークに対するリクエストが行われるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.3」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発チームでは、2025年8月8日に脆弱性を解消した「Apache Tika 3.2.2」をリリース。利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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