Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

夏季休暇に向けてセキュリティの再確認を - 盆休み直前の月例パッチにも注意

8月も半ばに差し掛かり、盆休みなど夏季休暇を迎える組織も増える季節。公的機関では、長期休暇におけるセキュリティ対策をあらためて呼びかけた。日本時間8月10日には、いわゆる「パッチチューズデー」も控えておりあわせて注意が必要だ。

エアトリが6月から7月にかけて20代以上を対象に実施したオンライン調査では、2022年の盆休みについて19.7%が5連休と回答。13.9%も6連休と答えている。

年末年始やゴールデンウィークにくらべると夏季休暇は分散する傾向も見られ、回答時点で盆休みが決まっていない7割は、盆休みとずらして夏季休暇を取得するとしており、8月後半が25.7%、9月前半が21.4%と回答した。

長期休暇によってシステム管理者が不在となった場合、トラブル対応が遅れ、マルウェアの感染や情報漏洩などの被害が拡大するおそれがある。攻撃者は、対応が後手にまわりがちな休暇をあえて狙うこともあるため警戒が必要だ。

例年、長期休暇にあたりセキュリティ機関が注意を呼びかけているが、2022年は内閣サイバーセキュリティセンターや経済産業省、総務省、警察庁も共同で注意喚起を行い、実施すべき対策のリストを公開した。

(Security NEXT - 2022/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

カーシェア利用者情報に不正アクセス - 開発引継時に不備
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
政府や独法関係者対象にCTFコンテスト「NISC-CTF」を開催
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
修学旅行中に教諭が生徒名簿を紛失 - 長岡市の中学校
「WebAssembly」のランタイム「Wasmi」に脆弱性
「サイバーセキュリティお助け隊サービス」に新サービス類型
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
複数端末がマルウェア感染、情報流出の可能性 - 富士通