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若手国際CTFで日本人含むアジアチームが好成績 - 言葉や準備不足乗り越え奮闘

アジアチームは、日本およびベトナムからそれぞれ3人、韓国、シンガポール、インドは各国2人、台湾、マレーシア、タイから1人と、言葉や文化も異なる多様なメンバー15人で構成されている。

大会初日は、ジェパディ(クイズ)形式でスコアを争い、ヨーロッパチームがトップ。アジアチームも2位と健闘した。

大会2日目の攻防戦では、アジアチームがトップを獲得。惜しくも総合ではトップに手が届かず、ヨーロッパチームが逃げ切って優勝。アジアチームは2位に輝いた。米国チームが3位に続いている。

ACSCにおいて日本のオーガナイザーであるセキュリティ・キャンプ協議会で、国際連携WGリーダーを務め、ICCステアリングコミッティメンバーであり、同大会にも同行した篠田佳奈氏によれば、優勝したヨーロッパチームは、早々にファイナリストを決定し、1年半ほど代表チームとしてトレーニングを積むなど準備万端な状態で大会に望んでいたという。

一方アジアチームは、基本は政府が介在しない有志による参加との位置づけで、苦労もあったという。一部の国ではもともと厳しい財政状況にくわえて、コロナ禍の追い打ちでさらに状況が悪化。選手は渡航費を確保するのも難しい状況で、セキュリティ・キャンプ協議会では、日本選手のバックアップにくわえて、ベトナムやタイの選手についても参加をサポートした(その後、EU出資のNPOであるCyber4Devがベトナムを財政面で支援している)。

(Security NEXT - 2022/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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