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若手国際CTFで日本人含むアジアチームが好成績 - 言葉や準備不足乗り越え奮闘

また言語が異なる多国籍チームであることも課題のひとつだったという。アジア人はシャイな性格な人も多く、はじめて出会った選手がチームとして競技に挑むこともチャレンジだった。

おそろいのユニフォームやトレーニングなど事前準備もなく、さらに英語によるコミュニケーションが苦手な人も多いなか、「CTF」という共通言語を武器に、リーダーの韓国人選手を中心にチームワークで勝負に臨み、総合2位を勝ち取ったという。

準優勝という好成績を残したが、イベントで得られるものはそれだけではないと篠田氏は語る。国を超えてメンバーがひとつとなって遊びや寝食、競技に臨む選手の姿を見ると、勝利をも超えた言葉にならない根源的な幸福感のような喜びと絆を経験する機会になったのではないか、と感想を述べている。

次回は2023年8月でホストは米国。米国サイバーセキュリティ教育のための国家計画(National Initiative for Cybersecurity Education:NICE)や米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)なども共同支援している。

篠田氏は、次回大会についても、あらゆる選手にとって魅力的で、フェアな大会になることを期待しているとし、アジアチームにぜひユニフォームを用意したいと語っている。

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表彰式終了後の選手団(写真提供:篠田氏)

(Security NEXT - 2022/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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