Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

政府や独法関係者対象にCTFコンテスト「NISC-CTF」を開催

政府は、サイバー攻撃の解析や対処能力の向上、人材発掘を目的に、政府関係職員を対象とするセキュリティコンテスト「NISC-CTF」を2月21日に開催した。

20240319_ni_001.jpg
3月18日に開催された表彰式の様子。総合成績2位に輝いた情報通信研究機構(NICT)の大迫氏(画面左)と、CSIRT優秀賞3位となった情報処理推進機構(IPA)の白鳥氏(同右)

同コンテストは2019年にスタート。5回目となる今回は府省庁17組織より97人、独法など14組織から45人のあわせて142人が参加登録し、技術を争った。

「CTF」はオンラインによるJeopardy形式の個人戦となっており、競技時間は5時間。9カテゴリより出題された35問に挑んだ。実施年ごとに問題の難易度が上下するが、今回の平均正答率は約20%。

総合成績トップに輝いたのは防衛省所属の職員。2位に情報通信研究機構(NICT)の大迫勇太郎氏、3位には警察庁の職員が続き、3人には内閣官房長官表彰が贈られた。

また「CSIRT」に関わり深い問題の成績上位3人はサイバーセキュリティ担当大臣表彰を受賞している。トップと2位には警察庁職員、3位には情報処理推進機構(IPA)の白鳥悦正氏が入賞した。なお、防衛省、警察庁の職員は氏名非公表となる。

(Security NEXT - 2024/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に
岐阜県の結婚支援サイトが改ざん - 個人情報流出は否定
国会図書館のシステム開発再委託先で侵害 - 影響範囲を調査
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正