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ブラザー会員サイトで不正ログイン、P交換被害も - 3月末からアクセス急増

ブラザー販売が運営する会員向けサイト「ブラザーオンライン」において、第三者が利用者になりすましてアクセスする「不正ログイン」が行われたことがわかった。ポイントの不正交換も確認されている。

同社によると、第三者が利用者になりすましてウェブサイトにログインする行為が確認されたもの。5月6日に利用者から身に覚えのないポイント交換について問い合わせがあり、調査を行ったところ判明した。

正規の利用者と攻撃者によるアクセスが混在しており、不正アクセスが行われた期間は調査中だが、3月31日以降、アクセス件数が通常より急増しており、同時期以降に不正ログインの試行が行われていたと見られる。具体的な件数については非公表としている。

同社は、第三者が外部で入手したIDとパスワードの組み合わせを利用し、ログインを試行するいわゆる「パスワードリスト攻撃」が行われたものと見ており、同社経由の外部流出については否定している。

ログインを許した場合、会員情報が一時的に第三者によって閲覧できる状態にあり、氏名、生年、メールアドレス、電話番号、法人として登録した場合は法人情報のほか、任意で入力した住所や携帯電話番号、性別、プロフィール画像などを閲覧された可能性がある。

(Security NEXT - 2022/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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