Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NASにランサム感染想定した機能などを追加 - バッファロー

バッファローは、法人向けNAS製品「TeraStationシリーズ」のファームウェアアップデートを公開し、「異常ファイル操作検知機能」など複数のセキュリティ関連機能を追加した。

「TS5020シリーズ」「TS3030シリーズ」においてファームウェアのアップデートによりセキュリティに関する4機能をあらたに追加したもの。

「異常ファイル操作検知機能」では、NASへ書き込まれたファイルの拡張子をチェック。異常を検知した場合はリモート管理サービスを通じて管理者へ通知する。

ランサムウェアによる暗号化被害などを想定。スナップショットに対応している「TS5020シリーズ」では、設定した時間間隔ごとにファイルの変化量を監視。異常を検知した場合はスナップショットを保持して暗号化される前の復元ポイントまで回復できる。

さらに設定画面へのログイン失敗が複数回連続した場合に一定期間アクセスを遮断する「不正ログインブロック機能」や、IPアドレスやポート番号によりアクセスを制御する「ファイアウォール機能」を追加した。ファームウェアをアップデートすることで無料で利用できる。

また別売りであるウイルスチェック機能拡張ライセンスパックの導入者向けには、感染ファイルの書き込みを行ったアカウントやIPアドレス情報を出力し、感染経路の特定を支援する機能を用意している。

(Security NEXT - 2024/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み