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「BIG-IP」などF5の複数製品に脆弱性 - 重要度「クリティカル」も

F5が提供する「BIG-IP」など複数製品に脆弱性が明らかとなった。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれる。

影響を受ける製品やモジュール、重要度などは異なるが、「BIG-IP」をはじめ、「BIG-IQ」「F5OS-A」「Traffix SDC」「F5 Access for Android」「NGINX Service Mesh」などに脆弱性が判明した。あわせて43件にのぼる。

重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は「CVE-2022-1388」の1件。「BIG-IP 16.x」および以前のバージョンが影響を受ける。

管理用ポートや機器自身のIPアドレス経由でアクセスすることにより、「iControl REST認証」のバイパスが可能だという。

悪用されるとシステムコマンドを実行されたり、ファイルの作成、削除、サービスの無効化などを行われるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「9.8」と評価されている。

(Security NEXT - 2022/05/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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