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偽警告で端末乗っ取り被害、被験者情報流出か - 国立がんセンター

国立がんセンターは、同センター東病院において職員の端末が乗っ取り被害に遭い、臨床研究の被験者に関する情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同センターによれば、1月26日に職員が使用していた端末上にマルウェア感染を警告するポップアップが表示され、指示に従ったところ端末を乗っ取られたという。

金銭が要求されたため詐欺を疑い、端末のインターネット接続を遮断し、端末を回収。1月27日に厚生労働省に報告するとともに外部事業者による調査を実施した。

調査の結果、ファイルなどの流出はなかったが、端末が乗っ取られた約30分間に、同院が代表を務める臨床研究へ参加している被験者の情報を端末上に表示されており、第三者に閲覧された可能性があることが判明した。

(Security NEXT - 2022/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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