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委託先よりDBアカウント漏洩、医療従事者情報が流出 - サノフィ

フランスに本社を置き、グローバルに展開する製薬会社のサノフィは、同社データベースより医療従事者に関する個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。委託先がマルウェアへ感染し、データベースのアカウント情報を窃取され、悪用されたという。

同社によると、7月10日に業務を委託しているコンサルタントが使用していた個人用ノートパソコンがマルウェアに感染。端末内部には、同社データベースへアクセスするアカウント情報などが保存されていた。

同アカウントを悪用され、7月10日から14日にかけてデータベースへ第三者による不正アクセスが行われ、アクセスされた情報には国内関係者の個人情報も含まれていたという。

国内において対象となるのは、医療従事者73万3820人。氏名、性別、生年月日、メールアドレス、医療機関名、医療機関住所、役職、職種、診療科などが含まれる。

また派遣社員や業務委託先従業員を含めた同社従業員1390人に関する氏名なども流出したおそれがある。

(Security NEXT - 2024/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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