Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SMB向けのSonicWall製VPN製品、脆弱性未修正機器が多数稼働か

さらにマクニカでは国内に設置された機器より、サンプルとして20台をランダムにピックアップ。脆弱性スキャンを行わずに脆弱性の影響について調べたところ、1月27日の時点でパッチを適用済みだったのは5台にとどまり、4分の3がパッチを適用していなかった。

また「9.0.0」系のファームウェアについてはサポートがすでに終了しているが、パッチ未適用だった15台において10台が、サポート切れの古いファームウェアを利用していたという。

リモートアクセス製品の脆弱性は、標的型攻撃やランサムウェアを感染させる攻撃などにおいてたびたび標的となっている。SonicWallでは、脆弱性を解消したファームウェア「10.2.1.3-27sv」「10.2.0.9-41sv」を提供しており、同シリーズの利用者はファームウェアの稼働状況を早急に確認し、必要に応じて対策を講じる必要がある。

(Security NEXT - 2022/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開