SMB向けのSonicWall製VPN製品、脆弱性未修正機器が多数稼働か
SonicWallのリモートアクセス製品「SonicWall SMA 100シリーズ」の脆弱性を悪用する動きが観測されているが、未修正のまま多くの機器が運用されている可能性がある。同シリーズを導入している場合は、早急にアップデートの状況を確認する必要がある。
問題の脆弱性は、「SonicWall SMA 500v」「同410」「同400」「同210」「同200」で利用するファームウェアに明らかとなった脆弱性。
あわせて8件が明らかとなり、2021年12月よりアップデートが提供されているが、1月に入って実証コード(PoC)を含む詳細が公表され、リモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2021-20038」については悪用する通信が確認されている。
インターネットに公開されている対象機器の稼働状況をマクニカが調査したところ、グローバルで1万9319台、国内で1609台のサーバが稼働していることを確認した。
(Security NEXT - 2022/01/31 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消