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2021年の上場関連企業の個人情報事故は137件 - TSRまとめ

原因を見ると、66社において発生した「ウイルス感染、不正アクセス」が68件でもっとも多い。前年の45社51件を上回り、全体の約半数を占める。次いで「誤表示、誤送信」が43件、「紛失、誤廃棄」が16件だった。

「ウイルス感染、不正アクセス」は、事故件数と企業数ともに3年連続で最多を更新しており、「ウイルス感染、不正アクセス」の対象となった個人情報の件数は454万554件で78.9%にのぼる

原因となった媒体別に見ると、59.1%にあたる81件が「社内システム、サーバ」としており、次いで「パソコン」が30件、「書類」が15件、「その他、不正」が8件だった。

セクター別に見ると、「製造業」が31社と目立つ。次いで「情報通信業」が20社、「金融保険業」が16社、「小売業」が15社となり、これらで全体の68.3%を占めた。上場している市場を見ると、東証1部が97社。「ジャスダック」と「マザーズ」がそれぞれ9社で続いている。

(Security NEXT - 2022/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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