「H2DB」にRCE脆弱性 - 「Log4Shell」と同じく「JNDI」に起因
Java環境向けに提供されているSQLデータベース「H2」の管理コンソールに、コードを実行されるおそれがある脆弱性が明らかとなった。特に外部よりアクセスできる場合、深刻な影響を及ぼすおそれがある。
「H2」においてデータベースの管理に用いる「H2コンソール」に、認証なしにコードを実行されるおそれがある「CVE-2021-42392」が明らかとなったもの。JFrogが「Log4Shell」と類似する脆弱性を調査していたところ発見し、開発チームに報告した。
同脆弱性は、ディレクトリサービスなどへアクセスするために用意されたAPI「JNDI(Java Naming and Directory Interface)」の「lookup」機能に起因。リモートより読み込んだコードを実行されるおそれがある。
デフォルトでは「H2コンソール」へのアクセスがローカルホストに制限されているが、外部からのアクセスを許可するよう設定を変更している場合は、アクセス可能な第三者によってリモートより認証なしにコードを実行されるおそれがある。
またJFrogによると、「H2」に依存するサードパーティ製ツールのなかには、デフォルトでリモートより「H2コンソール」へのアクセスを許可しているケースがあり、注意が必要だという。
(Security NEXT - 2022/01/11 )
ツイート
PR
関連記事
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
メール誤送信で美術研究所研究生のメアド流出 - 大阪市立美術館
個人情報含むファイルを業務チャットで誤送信 - トライトグループ会社
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
空部屋ポストに未配達の郵便物か、住民から連絡 - 徳島
クラウドサービスが侵害、顧客従業員情報が流出か - ITサービス事業者
フィッシング契機に個人情報流出判明、犯行声明も - フォトクリエイト

