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Ciscoの16製品にApache HTTPD由来の脆弱性 - 順次修正進める

Cisco Systemsの複数製品において、「Apache HTTP Server」に由来する脆弱性の影響を受けることがわかった。脆弱性の判明を受けて米セキュリティ機関なども注意を呼びかけている。

セキュリティをはじめ、ネットワーク管理、ルータ、ワイアレス、ビデオストリーミング
など同社複数製品において、9月にリリースされた「Apache HTTP Server 2.4.49」にて修正された脆弱性の影響を受けることが明らかとなったもの。

製品によって影響を受ける脆弱性は異なるが、モジュール「mod_proxy」におけるサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性「CVE-2021-40438」をはじめ、「CVE-2021-33193」「CVE-2021-34798」「CVE-2021-36160」「CVE-2021-39275」の影響を受ける可能性がある。

悪用されるとリクエストの転送やキャッシュの改ざんが可能となり、サービスのリソースを取得されたり、変更、削除されるおそれがある。同社は重要度を「高(High)」、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.0」とレーティングした。

(Security NEXT - 2021/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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