データ流出の可能性が判明、1年以上前から不審通信 - 沖電気
沖電気工業は、同社グループで利用するネットワーク内の複数ファイルサーバが、サイバー攻撃を受けたことを明らかにした。情報流出の可能性も含め、詳細について調査を進めている。
同社によると、11月8日に同社グループで利用するファイルサーバに対し、通常の運用では考えられない大量のスキャン行為を検知。同月30日に第三者によるアクセスによって一部データを読み出された可能性があることが判明した。
詳細は調査中だが、アクセスログより少なくとも2020年10月ごろより不審な通信が発生していたという。データの暗号化や破壊行為、犯行をほのめかす脅迫などは確認されていない。
12月3日の時点で外部に対するデータの送信は確認されていないが、ネットワーク内の不審な通信においてファイルを閲覧された痕跡が確認されており、外部に顧客情報や個人情報が流出した可能性もあるとして、アクセス制限など対策を講じた上で外部事業者による調査を進めている。
同社では、警察に被害を相談するとともに、経済産業省に事態を報告した。生産設備を含め、今回のサイバー攻撃による業務への支障は出ていないという。
(Security NEXT - 2021/12/03 )
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