Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

テレワーク実施、2021年は2020年に比べて微減 - MMD研究所調べ

2021年1月1日以降については、「出社している」が71.9%と3.7ポイント上昇。「テレワークを行っている」が10.2%、「時差出勤とテレワークを並行して行っている」が10.3%といずれも減少が見られた。

11月4日の回答時点でテレワークを実施していると回答した445人を対象に、私物のデジタル端末を業務利用したことがあるか聞いたところ、64.7%が「私物の端末を業務利用したことがある」と答えた。「私物の端末を業務利用はしない」が29.7%、「私物のデジタル端末を持っていない」が5.6%だった。

テレワークを含め、職場以外で仕事をする際にセキュリティ面で気を付けていることを聞いたところ、「ウイルス感染の被害」と「端末の紛失、盗難」がいずれも37.3%でトップ。

「メールを誤送信(34.2%)」「詐欺、なりすましメール被害(29.9%)」「パスワード管理の問題による不正アクセス(26.3%)」で続いた。「VPN機器による情報漏洩」などを気にする声も19.3%と2割近くに上っている。

また自宅以外でテレワークを行ったことがあると回答した127人に、テレワークを行った場所について聞いたところ、「カフェなどの飲食店」が30.7%ともっとも多く、次いで「ホテル」が27.6%、「休憩スペースや公園などのベンチ」が26.8%だった。

20211117_mm_002.jpg
テレワークや職場以外の業務時にセキュリティ面で気をつけていること(グラフ:MMD研究所)

(Security NEXT - 2021/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
年末年始に備え、セキュリティ対策を - 月例パッチは年明け1月9日
2023年のテレワーク実施率は14.6% - 3年間でほぼ横ばい
政府セキュリティ統一基準が改定 - 委託先が担保すべき対策を明確化
中小企業向けセキュリティ対策ガイドラインが約4年ぶりに改訂 - インシデント対応の手引きも
「10大脅威」の解説資料が公開 - 自組織に応じた対策を
「情報セキュリティ10大脅威 2023」 - 組織は「ランサム」が引き続き首位
年末年始に向けてセキュリティ体制のチェックを
IPA、教則本「情報セキュリティ読本」を4年ぶりに改訂
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ