Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

年末年始に備え、セキュリティ対策を - 月例パッチは年明け1月9日

年の瀬を迎え、2023年も徐々に終わりに近づいている。多くの組織は年末年始の長期休暇を控えており、セキュリティ対策の状況をあらためて確認する時期を迎えている。

今回の冬季休暇は12月29日から1月3日にかけて「6連休」が中心になると見られるが、2024年は年明け最初の週末も近く、なかには成人の日まで「11連休」を取るといった人もいるだろう。

長期休暇中、システム管理者やセキュリティ担当者が不在となる組織も少なくない。その間にインシデントが発生し、認知や対応が遅れればそれだけ被害が大きくなる。対応が後手にまわる休暇を積極的に狙う攻撃者も存在しており、例年セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

サーバや機器、パソコンなどにおいて、脆弱性やマルウェアへの対策を最新の状態に更新するなど、あらためて基本的なセキュリティ対策を確認しておく必要がある。

外部に露出されており、「攻撃対象領域(Attack Surface)」となる部分については、対策に抜け漏れが生じていないか特に注意深く確認しておきたいポイントだ。期間中使用しないなど状況に応じて機器の電源を切ったり、一時的に外部からのアクセスを遮断するといった対応も検討したい。

(Security NEXT - 2023/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
サイトに不正プログラム、個人情報流出の可能性 - 靴通販サイト
個人メアドに業務ファイル送信、入力ミスで第三者に - 佐伯市
11店舗で未処理となっていた印鑑票の紛失が判明 - 旭川信金
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
サーバにサイバー攻撃、影響など詳細を調査 - レイメイ藤井