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まもなく長期休暇、万全なセキュリティ対策で良い年越しを

2024年ものこるところ10日あまりとなった。多くの組織で年末年始の長期休暇を控え、セキュリティ対策状況をあらためて確認する時期を迎えている。

今回の冬季休暇は12月28日から1月5日までと「9連休」となるところも多そうだ。長期休暇中は、システム管理者やセキュリティ担当者が不在となるケースが多々あり、例年セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

インシデント被害の認知や対応が遅れれば、それだけ被害が大きくなる。攻撃者は対応が後手にまわりがちな長期休暇を狙うことも少なくない。

インシデントが発生することも想定し、迅速に対応できるよう、保守運用業者やサプライチェーンなども含めた緊急連絡体制や対応手順などを確認しておく。問い合わせ窓口などに届いた重要な連絡なども見落とさないよう工夫したい。

サーバやパソコンなど脆弱性やマルウェアへの対策を最新の状態に更新するなど、基本的なセキュリティ対策を徹底し、リスクの低減を図っておく。

外部に露出されている「攻撃対象領域(Attack Surface)」となりうる部分については特に念入りに確認。期間中使用しない機器は電源を切ったり、一時的に外部からのアクセスを制限するといった対策も効果的だろう。

(Security NEXT - 2024/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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