中小企業の個人情報安全管理コスト、年10万未満が6割強
個人情報保護委員会は、中小企業における個人情報の保有実態や、安全管理措置に関する調査を実施し、報告書を取りまとめた。
同調査は、2月1日から3月15日にかけて、国内の中小企業から無作為に抽出した2万5000事業者を対象に郵送で実施した。有効回答数は3771件。
保有する顧客情報は「100人超から1000人以下」が30.8%ともっとも多く、「100人以下」が29.6%、「保有なし」が15.9%で続いた。
一方保有する従業員情報は、「5人超から20人以下」が33.6%。次いで「1人から5人」が31.1%、「20人超から50人以下」が20.0%。取引先に関する情報では、「100人以下」が51.0%でもっとも多く、「保有なし」が29.9%、「100人超から500人以下」が12.8%だった。
個人情報の安全管理のために何を参考としているか聞いたところ、「法律、ガイドライン」が39.0%で 最多。「個人情報保護に関する書籍など」が21.4%、「弁護士、コンサルティング業者への相談」が18.6%で続く。
(Security NEXT - 2021/11/01 )
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