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SAP、月例パッチ13件をリリース - 重要度がもっとも高い「HotNews」は2件

SAPは、10月の月例セキュリティパッチを公開した。重要度がもっとも高い「HotNews」とされる新規のアドバイザリ2件が含まれる。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせて14件のアドバイザリを公開し、脆弱性へ対処したもの。

過去に公開したアドバイザリのアップデート1件を除くと、新規のアドバイザリは13件。CVEベースであわせて14件の脆弱性を修正している。

新規アドバイザリにおいて重要度が「HotNews」とされるアドバイザリは2件。あわせて3件の脆弱性を解消した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」でいずれも「9.0」以上と評価されている。

「SAP Environmental Compliance」では、「dom4j」や「XMLBeans」に起因する「XML外部実体参照(XXE)」の脆弱性「CVE-2020-10683」「CVE-2021-23926」に対処。CVSS基本値はそれぞれ「9.8」「9.1」となっている。

(Security NEXT - 2021/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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