Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SAP、複数の深刻な脆弱性を修正するアップデート - CVSS値が最高値の脆弱性も

SAPは、9月の月例セキュリティパッチを公開した。重要度の高い複数の脆弱性を修正している。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせて19件のアドバイザリを公開し、脆弱性へ対処したもの。

過去に公開したアドバイザリのアップデート2件を除くと、新規のアドバイザリは17件。CVEベースであわせて20件の脆弱性を解消している。

このうち重要度が「HotNews」とされるアドバイザリは5件。いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」においてベーススコアが「9.0」以上の脆弱性が含まれる。

なかでも「SAP NetWeaver Application Server Java」に明らかとなった認証の不備「CVE-2021-37535」は最高値である「10」と評価している。

(Security NEXT - 2021/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を