Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SAP、複数の深刻な脆弱性を修正するアップデート - CVSS値が最高値の脆弱性も

さらに「SAP S/4HANA」「SAP LT Replication Server」「SAP LTRS for S/4HANA」「SAP Test Data Migration Server」「SAP Landscape Transformation」に明らかとなったSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2021-38176」のほか、「SAP NetWeaver」において判明した制限なしにファイルアップロードが可能となる脆弱性「CVE-2021-38163」や、コードインジェクションの脆弱性「CVE-2021-37531」についても「9.9」と高い。

「SAP Contact Center」における「CVE-2021-33672」もCVSS基本値は「9.6」で「HotNews」とレーティングされている。

このほか重要度が「高(High)」とされるアドバイザリ2件、「中(Medium)」10件をあわせてリリースした。

また2018年4月や2021年8月のアドバイザリ2件についてもアップデートし、重要度を「HotNews」と指定して対処を呼びかけている。

今回同社が修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-21489
CVE-2021-33672
CVE-2021-33673
CVE-2021-33674
CVE-2021-33675
CVE-2021-33679
CVE-2021-33685
CVE-2021-33686
CVE-2021-33688
CVE-2021-33698
CVE-2021-37531
CVE-2021-37532
CVE-2021-37535
CVE-2021-38150
CVE-2021-38162
CVE-2021-38163
CVE-2021-38164
CVE-2021-38174
CVE-2021-38175
CVE-2021-38176
CVE-2021-38177

(Security NEXT - 2021/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消