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海外グループ会社のサーバが外部と不正通信 - オリンパス

オリンパスは、海外グループ会社の一部サーバがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。影響の範囲など詳細について調査を進めている。

同社によれば、9月8日にEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)の一部地域で利用する一部サーバにおいて、不審なアクセスを検知したもの。

同社では、影響を受けたシステムにおいてデータ転送などの通信を遮断。ヨーロッパの一部地域で業務に影響が生じており、関連する取引先に連絡を取っているという。

フォレンジック専門家の協力のもと対策チームを設置し、原因や影響範囲など詳細について調べている。暗号化による被害や脅迫の有無については、本誌取材に対して「調査中」とコメントするにとどめた。

同社は9月10日に国内の当局へ事態を報告。今回のサイバー攻撃における国内本社への影響は確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2021/09/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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